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SUBARU VIVIO Bistrot (KK3)

車名:スバル・ヴィヴィオ ビストロ(KK3)

通称:ヴィヴィ男(読みはヴィヴィオ、"オ"にアクセント)

【戦歴】

・2017年度軽耐久出走

​・2021年度軽耐久出走 優勝

​・2024年度軽耐久出走 4位入賞

【スペック】

・メーカー:富士重工(現:SUBARU)

・車両形式:E-KK3

・エンジン:EN07型 658cc 直列4気筒 SOHC

・駆動方式:前輪駆動(FF)

・トランスミッション:フロア5速MT

・懸架方式:L型ロアアーム・ストラット(F)、デュアルリンク・ストラット(R)

・ブレーキ:ディスク(F)、ドラム(R)

【カスタム箇所

・KYBnewSR+不明バネ

・BRIDE ZETA3フルバケットシート

・AUTO GAUGE タコメーター

【解説】

 2016年、しばらく出場を断念していた軽耐久に出場するべく寄贈していただいたヴィヴィオ・ビストロ。クラシックな見た目で純正シートはふかふか。自動車部の中でもかわいらしい1台となった。

 以前は石岡にも数台ヴィヴィオが保管されていたが、オイルを入れてエンジンをかければ数秒でコーヒー牛乳色に変わってしまう(≒乳化してしまう)ほど劣化が酷かった。それらのヴィヴィオのパーツをかき集め、ビストロは2017年には立派な軽耐久車両へ変貌を遂げた。

 ドアが継ぎ接ぎでボディも純正の小豆色のままであるため、今後は外装にも手を加えてHUAC仕様にする予定。

 2021年10月初旬、4年ぶりとなる軽耐久の参戦が決定し、HUACの車両として急遽白羽の矢が立った。出場が決定してから本番までは2週間しかない上、実車が石岡にあるため、同地で行われたフィギュア練の合間を縫って超突貫整備が行われた。4年近く放置された車体をわずか2日という短期間で仕上げることとなったのである。

 この突貫整備の結果、軽耐久本番2日前の晩に完全復活を遂げた。

 すぐに壊れるだろうという当初の部員の予想に反して5時間をほぼ無故障で走り切り、法政に軽耐久初優勝の栄光を勝ち取ってきてくれた。

【車両解説】

 富士重工(現:スバル)が生産していた軽自動車、ヴィヴィオの特別仕様車。元々丸っこく可愛らしい見た目のヴィヴィオが、紅茶の国の皆様ご存知「小さい車」に似たクラシカルな外装を装備して、より一層可愛らしくなったモデル。

 ヴィヴィオは1992年、レックスの後継車種として生産開始。より低重心化された新設計ボディの他、デュアルリンク•ストラット方式を後輪に採用した四輪独立懸架式の足回りは、当時大ヒットしていた同社の基幹車種レガシィと同じ仕組みであると喧伝されていた。こうした新規軸の採用によってヴィヴィオは当時の軽自動車の中でも高水準の走行性能を手に入れ、とりわけラリーの分野で活躍を見せた。

 名前の由来はVIVID(英:鮮やかな,生き生きとした)をもじったもので、英語表記(VI VI O)にするとローマ数字の660(軽自動車の排気量)になるというなんとも洒落の効いた名前である。

 軽自動車の規格が変更となった1998年に生産終了。後継車種はプレオ。

【年度別ひとこと】

・2016年:H27年度卒の田中OBより部に寄贈される。残念ながら予算上軽耐久には参戦できなかった。

・2017年:4年ぶりに軽耐久に出場。途中で接触やセンターパイプが折れるアクシデントもあったが無事生還。

・2021年:10月に数年振りとなる軽耐久への出場が決定したため、急遽石岡で整備を敢行。4年近く放置されたため不動となっていたが、整備の結果エンジンが始動。合計2〜3日というHUACでも近年稀に見る突貫整備にもかかわらず、10月24日の軽耐久でほぼ一切の不調もなく優勝した。ポテンシャルの高さに驚かされた現役であった

・2022年:昨年度同様優勝を目指し信州の地へ。だが序盤でエキマニが劣化によって折れてしまい、早くもピットイン。その後のレース展開とタイミングが合わず、優勝を逃してしまった。

・2024年:1年のブランクののち参戦した軽耐久となった。車両は22年度の走行ダメージによりエンジンマウントが4か所とも破損している状況だった。4か所とも何とか補修するも練習走行で再度破損。材質を変えて補強し本番に臨んだ。当日はスタート直後ラジエーター破損によりピットイン、その後交換し周回を重ね3位までポジションアップ。しかしチェッカー目前、4位と1週差の状況でまさかのシフトトラブルでコース上で停止。SCに回収され再度ピットインしなんとか直しコースイン、3位を逃す形となった。だが完走すら怪しかった状況に部員は耐久レースというものを思いしらされた。

To Be Continued...

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